前回の記事 『アメリカ獣医動物行動協会(以下 AVSAB )』 の表明を知る前から、ここしばらくの間、アメリカの色々なドッグトレーナーのビデオをチェックしてました。 と、言うのも、今まで、シーザー・ミランを否定し批判し, 攻撃的な犬は安楽死、と唱えていたイギリスの正の強化トレーニングのトレーナーたちが、(勿論はっきりと声明はしてませんが、)明らかにシーザーのやり方を取り入れて、 「安楽死」 と言う言葉をあまり使わなくなったのに気づいたからです。 じゃ、アメリカのトレーナーたちはどうなんだろう・・・と言う好奇心からでもありますが、何人かの(男性ばかりですが) ビデオを見始めたわけです。 そして、その中に今回のAVSABの件に関して意見をYouTubeで流している人たちがいました。 ★ Zak George<正の強化(Positive reinforcement)トレーナー> Zak George Zakは、正統派正の強化法トレーニングをしていますが、この表明にはちょっと困惑気味です。りっぱな学位を持った科学者や獣医師や動物行動学者がメンバーにいるけれど、この人たちは『犬のプロ』ではないから、理想と現実は違うのを理解していないようだ、と言う意見でした。 21に及ぶ色々な資料が基になっているけれそ、 実践の結果がない とも指摘しています。 Zak自身は、正の強化法トレーナーなので、嫌悪感を与えるツールは使わないけれど、E-カラーを使用したトレーニングに犬のストレスが低かった例もあると言っています。アメリカでは法を執行する機関や軍隊での犬のトレーニングは、アバーシブトレーニング(嫌悪条件付け法)でりっぱな結果を出しているのも話しています。 トレーナーはスキルではなくちゃんと犬を観察できるかどうかが大事で、飼い主は自分と愛犬に合ったトレーニングをしてくれるトレーナーに付くのがベストだと言ってます。 ★ Joel Beckman<バランストレーニング(Balanced training)トレーナー> Joel Beckman 彼は以前、サンディエゴのシーワールドでイルカ🐬やシャチのトレーニングをしていました。つまり、 クリッカートレーニング(正の強化法) ですよね。 もう10年以上犬のトレーニングを専門にやっているそうですが、始めた当初は、 攻撃性のあ...