犬のトレーニング(2)報酬ベーストレーニング(正の強化トレーニング)が全て❗❓

 と、言うのが先日、説明した『アメリカ獣医動物行動協会(以下AVSAB)』の主旨です。

そうなんだ。

 これば別に特に目くじらを立てる問題でもないし、その団体が、プロングカラーリモートコントロールカラースリップリードリードによる行動の修正は使わない(つまり、嫌悪感を与えるトレーニング法)って言うのはその団体のやり方だから構わないですよね😃

じゃ、なんで他のトレーナーたち(バランストレーニングをしている人たち)がYouTubeで30分も40分もこの『見解表明』について意見を述べているのか。これは別に、法や条例で決められた事ではないので、現役トレーナーが今まで通りのやり方でトレーニングをする事には問題はあるはずないのですが。
バランストレーニングとは、<犬のしつけや行動修正のために、報酬に基づくテクニックと嫌悪的な結果の両方を使用するアプローチのことです。>


AVSAB
のホームページにある表明文を読んでみました。

「全ての犬のトレーニングは報酬ベースのトレーニング法が使用される。これは、問題行動を持つ犬にも同じに取り扱われる」

問題行動にも報酬ベースオンリーのトレーニングしかしないと言うのは時間がかかるだろうな、とは思いましたがこの団体がそうするならそれはそれで、お好きにどうぞ、とくらいに読み流しました😐

「動物には感情があるから、敬意と思いやりを持って扱われるべきだと理解されています。」

長い間、科学者と呼ばれる人たちは、動物には感情がない!と言っていましたが昨今それが科学者たちにもわかって来たらしい・・・。いい事ですよね。

 「どのような状況においても、嫌悪感を与える方法が報酬を与えるトレーニングよりも効果的であるという証拠はどこにもありません。」

 『嫌悪感を与える方法』と言うのは、プロングカラーやビターアップルなどのツールを使う事を意味します。
まぁ、サトリを思い出すとビターアップルは、全然気にしてないみたいだったし、チョークカラーはトレーナーの勧めで購入したけれど、他の犬を見つけた時なんかは、自殺したいのか?😱って思うほど首を絞められても引っ張っていて、こっちが怖くなってそれ以来使うのやめたくらいだから、それもわかるけれど、「効果的であると言う証拠はどこにもありません。」って・・・。
じゃ、その証拠はどこにもない!って証拠はどう証明するんでしょう🤔

 「今回の研究では、報酬を与える方法で訓練した犬は、電気ショックの首輪を使って訓練したグループに比べて、反応するまでの時間が短くなりました。」

 今、バランストレーニングしている人たちの中で『電気ショックの首輪』なんて言ってる人いないのではないでしょうか?
アメリカでは「E-collar(Eカラー)」「リモートカラー」と言ってます。電気ショックを与える、と言う使い方ではなく、興奮して周りが見えなくなった犬、臭い嗅ぎに夢中になって飼い主の声が聞こえない犬に、「おいおい、呼んでるんだけど!」と声をかける程度の振動しか与えていません。
今頃「電気ショックの首輪」なんて時代遅れで、読み手に悪い印象を与えようとしてるのか?と思ったりします。
それに、参考資料を読むと、どんな犬種で、去勢してるか、してないか云々色々書いてありますが、あくまでも今回の研究なので、長期間に渡るデータの結果ではないです。

「犬のトレーニング方法に関する最新の文献によると、短期的および長期的な幸福、トレーニングの効果、犬と人間の関係に関して、報酬をベースにした方法が嫌悪感を与える方法よりも明らかに有利であることが示されています。」

「嫌悪的トレーニングをされた犬は問題行動が更に増す。」

「問題行動のある犬の飼い主は、嫌悪的トレーニングツールを使用する傾向が強いようです。 説明に関わらず、この関連性は、嫌悪的なトレーニング方法は問題行動をなくすのに効果的ではないことを示しています。もし効果的であれば、嫌悪的なトレーニングの使用が増えると行動問題が減少するという逆の傾向が見られるはずです。 対照的に、報酬ベースの方法で訓練された犬は、嫌悪的な方法で訓練された犬と比較して、行動上の懸念の割合が低い。」

 この見解表明は、アンケートや、様々な文献を参考にして書かれています。

正の強化(Positive reinforcement)一辺倒トレーニング

バランス(Balanced)トレーニング

飼い主はどちらを取るのでしょうか?

次回は、この表明に対しての、バランストレーニングをしているアメリカのトレーナーの見解をお伝えしたいと思います。



スマイルキャス
久々に見たキャスのスマイル😄



 


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