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"正の強化トレーニングの真実”(その4)

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 【カリスマ(?)英国の正の強化ドッグトレーナー】 約35年の間に、Positive reinforcement(正の強化)ドッグトレーニングは、取り入れるトレーナーの見解の相違もあり、感情的な正の罰を犬に与えている人たちもいたように見受けられました。 そんな時に、登場したのが 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 と言うタイトルで一躍有名になった、 シーザー・ミラン(Cesar Millan) 当然、正の強化トレーニングをしているトレーナーたちは、彼のやり方に猛反発を示しました。 世界ツアーで日本へ来なかったのは・・・いえ。来られなかったのは、日本の某動物病院協会が主催する家庭犬しつけインストラクター講座関係の人たちがシーザーの来日に猛反対をした為だった・・・。と言う話を聞いたのか、読んだのか忘れましたが、そんな理由だったようです。 アメリカで大爆発な人気番組となった、 ”Dog Whisperer with Cesar Millan” を真似してイギリスのあるTVチャンネルが、当時売れない女優だった女性をドッグトレーナーに仕上げたそうです。 それが、今回ご紹介させて頂きます、 ヴィクトリア・スティルウェル(Victoria Stilwell) 。 ヴィクトリア どう見ても、私のイメージのドッグトレーナーには見えませんけどね😆 自分でも言ってますが、仕事の話がなかったから、ドッグウォーカーをやったそうです。 そんな時に、たまたま、TV局からのオファーが来て、今も放映されている ”It's me or the dog” は、人気番組だそうですね。 色々調べていると、 「悪評高いトレーナー」 でも、あるみたいですが・・・😓 これも、色々私が説明するよりも、実際、ビデオを観て理解してもらう方がいいかも、と思うのでここに編集したものをアップしておきます。 発信元は、前のイアン・ダンバー博士の記事で紹介させて頂いたものと同じです。 *ビデオ発信元: @k9-1 「声はすれども姿は見えず」 だった南オレゴンの蝉を初めて見ました(死んでるんだけど 😔 ) 卵と比べてこんなに小さいんだもの見つけられないよねぇ😄

バランスドッグトレーニング

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去年、4回にわたって 『アメリカ獣医動物行動協会(AVSAB)』の犬のトレーニングに関する【意見表明】 に関する記事を書きました。(どんな表明かを読みたい方は ここ をクリックしてください。) 簡単に説明すると、 犬のトレーニングは、問題行動に対しても『正の強化』のみを行うべきである。  ヨーロッパ、アメリカ、 ”Positive reinforcement (正の強化)” のトレーナーたちは、2004年、シーザー・ミランがTVに登場して、彼らの神話( 犬に優しい正の強化トレーニング) が崩れた気がしたんじゃないかと思います。だから、ことあるごとにシーザーを非難し続けてるわけです。 これは、日本も同じようですが・・・・。 私も、神話を信じていた一人でもありますが、今は自分の経験からも、 正の強化 ”のみ” のトレーニング では 問題行動のある犬は救えない 、に賛同してます。 じゃ、バランストレーニングってなんなんだ!って事ですが。 ちょっと偉そうですね 😄 まず、 正の強化トレーニングは 、と言うと 犬に嫌な思いをさせず、良い行動を強化していく(おやつやおもちゃを使って) 悪い行動を出さないようにする(散歩中出会った犬に吠えるなら、犬を避けて歩く、みたいな・・・😅) スキルとタイミングが鍵になる(タイミングを間違うと、負の行為を強化しかねない) 犬が不快、又はストレスになるツールは使用しない。 に対して、 バランスドッグトレーニング は、 良い行動を強化するのは正の強化トレーニングと同じ。 好ましくない行動に関しては、瞬間的な負の修正をする(主にリードと首輪を使いプレッシャーをかける) スキルが必要だが、それほど困難ではない(トレーナーが指導してくれる) 使うツール(プロングカラー、スリップリード、E-カラー など)についての知識が必要。 どちらにも共通する事は、人道的な見地からのトレーニングです。 正の強化トレーナーは、バランストレーニングで使用されるツールに反対です。 1980年代、外来生物や海洋哺乳類の訓練からヒントを得て、報酬ベースの手法、望ましい行動の強化を通じて、犬の訓練を開始したのです。多くのトレーナーが罰を与えないと言う魅力的なトレーニング法に転向したようです。 ところが、それは理想のトレーニング法で、この方法は現実世界では通用しない、ある程度の

【トレーニング】対【問題行動リハビリ】(犬のです)

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ところで 日本はまだ、シーザー・ミランのやり方に眉をひそめている人たち(主にトレーナー)は多いのでしょうか?   人が何と言おうと 私は、 シーザー・ミランの ”Cesar's Way”  で犬を育ててます。 そして、シーザーのやり方で犬とコミュニケーションを取るよういつも心掛けています。 なぜなら、 陽性強化トレーニング法 で、上手くコントロール出来なかったサトリの行動がシーザーのやり方で変わったからです。かと言って 陽性強化 を否定しているのではありません。 陽性強化トレーニング法 で指導する家庭犬トレーナーインストラクターのコースも取ってちゃんと勉強しましたし、 『K9ゲーム』 にも参加していました。 だからこそ、実践して違いがわかったんです。 問題行動がある犬の場合、 陽性強化トレーニング法 でやろうとすると時間がかかるけれど、 ”Cesar's Way”  だと犬が早く理解してくれるって。 イギリス人の ”Miss V” と言う女性が、TVやYouTubeでシーザーと似たような事をしていますが、当初の彼女はシーザーを頭から否定していましたし、同じくイギリス人で、日本にもよく講演に来ていた ”Dr.D” も、シーザーのやり方には反感を持っていたようです。しかし、数年前久々に彼の動画を見たら、どっかで聞いたような事(シーザー流)をいっている、と思いました。(イギリスは 『陽性強化トレーニング法』 を推奨している国だったと思います) でも( 今はどうか知りませんが・・・・) 、以前の彼らの考え方は、 攻撃的な犬は安楽死 ・・・と言うものでした。 たまたま、 ”Miss V” に自分の犬の安楽死を勧められて獣医の元へ愛犬を抱きながら泣き泣き行った飼い主さんのエピソードを見た事があります。 でも、安楽死をさせなくてはいけないほどの攻撃的な犬ではなかったと記憶しています。 無駄死にです。 シーザーだったらきっとリハビリをしてくれただろうと思いました。 シーザーは、ヨーロッパを中心にアジアにも来ていますが、日本は来ませんでした。 事実はわかりませんが、噂に聞けば、日本で 陽性強化トレーニング法 を推奨している団体のトレーナーたちが、シーザーのやり方に反感を持っていて招聘を阻止している・