我慢?辛抱?
我慢と辛抱
私が連載風につらつら書いている(多分)『自己認識への夜明けその弐』を読んだ方が、ブログを通してメールを下さいました。
その方は、
「辛抱はしても我慢はするなと思ってますが、辛抱が出来なくなってきました。」
とおっしゃってました。それを読んで、この方はきっと素直な方なんだろうな、と想像しました。
だって、当時の私は『辛抱する』・・・・より・・・・『我慢する』 ・・・・だったから。
じゃ、『辛抱』の方がよくて『我慢』は良くないのか?
どちらもこらえているわけですよね。でも、違うんです。
国語が得意な方、言葉に詳しい方は、この言葉の違いを実際に、わかっていると思いますが、私は感覚的にしか捉えてませんでした。
”我慢してるのに” |
辛抱は、同じこらえていてもその先には明るいものを感じるんです。ここを耐えれば・・・、これを乗り越えれば・・・未来は開けてくる・・みたいな。
と、言っても理解してもらえないかと思ってちょっと調べてみました。
『我慢』とは、
仏の教えにある煩悩の中の一つである『慢』の中にあります。
『慢』とは、他と比べて自らを過剰に評価して自我に捉われ固執し、福徳や悟りを具えていないのにそれらを修得していると思い込む煩悩をいう。(Wikipedia)
つまり『我慢』は思い上がりの強い自己意識から生まれる心。
「私」という幻覚が生まれると、自分を標準として他人を判断するようになると言う事です。
だから
当時の自分はそんな事など全く気づいていませんでしたがもし、自己認識が出来ていたなら「私」と言うものがくすぶっているのに気づいただろうし、きっと
「そうね。」
と相手を受け入れる言葉をかけていただろうし、
「私があなたの立場だったら・・・」
と言う風に、やんわり切り出して、話を進められてたかもしれません。(反省😓)
もう少し辛抱すれば・・・ |
『辛抱』とは、
仏語の『心法』(心を修める法)から来ているのではないかと言う事ですが、我慢と違って
『自己は弱くなるが、自己内面の強化を図ろうとする心的振舞い・・・』と言っている人がいました。
真面目な人は、 「○○すべき 」とか「 ○○しなきゃいけない 」とがむしゃらになりやすく、結果『我慢』をしている状態になってしまう場合があるのだそうです。
こう見てみると、
『我慢』は、悪い事が起きないようにするネガティブマインド
『辛抱』は、いい事が起きると思うポジティブマインド
ですね。
簡単にまとめてあったものから引用させて頂くと
「我慢と辛抱」
嫌なことにただ耐えるのが「我慢」
つらいことや苦しいことを耐え忍ぶのが「辛抱」
我慢の中には不満がある
辛抱の中には希望がある
我慢はいずれ爆発する
辛抱はいずれ実る
我慢はしなくていい
辛抱をしよう
だから、
ちょっと話がそれますが、前述のメールを下さった方が リチャード・L・ハイト氏の ”インスピリエンス” を購入されたと言ってらっしゃいました。まだ、読み終えてはいないそうですが。
私も、購読しました。原文と翻訳本と両方。
"Warrior's Meditation" |
瞑想をした事のない方にはなんか違う世界の話のような出だしになっているし、特に、翻訳本は、スピリチャル的な内容と言う事に重きを置き過ぎていて、使用されている言葉も辞書で引いた「直訳文」的ですんなり解読出来ないんじゃないかと言う印象でした。
私も、瞑想をします。(自慢じゃないですが、定期的にやっているわけではありません😖)
私の瞑想は、皆さんが想像しているお膳立て(音楽とか静かな場所とか・・)が必要なものではありません。
思い出した時にいつでも出来るから、定期的にやってません😁
でも、自己を見つめ直すのにいい瞬間だと感じるからです。
特に今の世の中、パニックになりそうな感覚になった時、自分を取り戻せます。
瞑想を始める前、深呼吸をして気持ちを静めます。肺一杯に鼻から空気を取り込みます。そして、ゆっくり口から吐き出します。
これは、高齢者の方に是非して頂きたいものです。少しでも肺を鍛えることになります。
*ラジオ体操はお薦めかも。自分なりの動きでね😉
瞑想・・・メディテーションはお薦めですが、未経験な方はとりあえず、”インスピリエンス” は 『第三部 良心を解放する』から読むのがいいのではないかと思います。私自身、読んでいるとハッと気づくところが、ところどころにあったからです。
COVID-19の蔓延している世界🌎ですが、辛抱して待ちましょう。
きっと、この後には、より楽しい時間が 戻ってくるはずです。
サトリのメディテイション💖🔔 |
ワンコ🐶やニャンコ🐱と暮らしている方は、彼らと一緒にメディテイションするのがいいかもしれません👍😄
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