飼い主目線の犬種紹介 護畜犬 (その1 アナトリアンシェパード&カンガルドッグ)
我が家にいたのは、この⬇️
ペーハ(♂)です。
カンガル・ドッグ/Kangal Dog ”カンガルー”でも”カンガール”でもありません |
そして、アナトリアン・シェパード(略してアナトリアン)。
トルコ原産の犬種に関しては、トルコ、アメリカ国内で色々な議論があるのですが、特にこのアナトリアンとカンガルは、とても微妙な関係の犬種なのです。
私の友人のAさんが、日本でアナトリアンを飼っていたのでアンケートをお願いしました。
シャイロ・シェパードを飼いたくて実物のサトリに会いに来てくれたのがきっかけでAさんとは、知り合ったんです。遠い昔です😁
当時のAさんの愛犬シウバと記念撮影のサトリ |
こちらが友人Aさんが飼っていた
トルコ原産の犬種全般に関しての色々な話もあるのですが、それはまた、と言う事にして😊
さて、このアナトリアンのアイダは、オーストラリアから輸入されました。
さて、そんな超大型犬を迎えたAさんの「飼い主目線からのアナトリアン」をご紹介します。
Aさんは、当時、小さなお子さんがいる若いママさんでしたが、この超大型犬種を上手に育て上げました。私は、一回だけですが、アイダに会いました。すでに大きかったです😄
カンガルとアナトリアンとどちらが大きいかと言うと、昨今のアナトリアンは以前より大型になっていると言う話も聞いていますが、スタンダードでは、双方、♂️の体高が、74~81cm、体重は55㎏~65kg、♀️の体高は68~78cm、体重45kg~55kgとなっています。
ペーハのサイズ(おおよその数字です) |
さて、そんな超大型犬を迎えたAさんの「飼い主目線からのアナトリアン」をご紹介します。
社交性:★★☆☆☆
- 基本的には人にも犬にも穏やかに接するけれど、気分によって不愛想になる時もあり。相手によっては自ら撫でられに近寄って寝転がったり、尻尾を振ってはしゃぐ。
運動の必要性:★★★★★
- 運動量が満たされている場合は家の中で自分の好きな場所で静かに過ごす。そうでないと、家の中で運動不足を解消しようと暴れる。身体が大きい分破壊力はなかなかなもの。ハイパーではないけれど、ボール投げや他の犬と遊んだりもしましすが長くは続きませんでした。
エネルギーレベル:★★★☆☆
- レトリバーと比較すれば格段に低いが、スイッチがはいるとガッと遊ぶも、落ち着くのも早い。
家庭犬に向いてるか
- 決して飼いやすい犬種とは言えないが、我が家にはとても合っていた。環境、個体の性格、しつけなどにより変わると思う。
大型犬飼育初心者でも飼えるか
- はっきり言って難しいと思う。
【アイダと暮らして思った事】
- 気分屋
- 自立心強い
- 抜け毛ははんぱじゃないくらい多い。レオンベルガーの比ではなかった
- 密なアンダーコートの為、シャンプー、ドライで3時間はゆうにかかる
- 子供に優しい
アイダとAさんのお子さん |
最後にAさんから、犬をこれから飼う人たちへのメッセージがありました。
”犬を飼う上で、事前の下調べや住環境、生活スタイル、犬に費やせる時間やお金、自分たちの性格等々、色々な事がマッチしてから迎え入れて欲しいと切に願います”
以 上
アイダは都心から離れた東京で暮らしていました。
ペーハは、ご存じのようにアメリカの田舎暮らしで、家畜と暮らしていました。
アイダと同じパターンでカンガル・ドッグの紹介をしたいと思います。
但し、ペーハの場合は、諸事情により3歳までしか一緒に暮らせませんでした。
社交性:★★★★☆
- カンガル・ドッグの 傾向として言われている「人間志向」は、まさにその通りでした。自分の縄張りの外で会う他の犬に対しての、攻撃性はなかったですが社会化不足の為、犬を見ると少し緊張気味になりクンクン鼻を鳴らしてました。
運動の必要性:★★☆☆☆
- これは、どう言う飼い方をするかによると思いますが、Aさんのように、ペットとして飼う場合は、家の庭で自由運動が出来ないのであれば勿論、長い散歩は必須だと思います。ペーハは、家畜と家を守ると言う仕事があったので敷地内はほとんどフリーにしてました。なので、特に散歩へ連れ出すことはしませんでした。
エネルギーレベル:★★★★★
- ハイパーではないですが、とても機敏です。走らせれば、走るのは早く、フェンス越えも180㎝くらいは飛び越えられます。敷地内を出て、近所をパトロールして歩いてました。又、護畜犬の特徴として、昼間はもったりゆったりしていても、夜になるとよく吠えていました。
家庭犬に向いてるか
- 向いていないです。ただし、運動、社会化トレーニング、基礎トレーニング、健康管理を怠らずにやっていく覚悟が出来ているならば、人間志向の性質を持っているので、頼もしく、素晴らしい相棒になるのは間違いないです。
大型犬飼育初心者でも飼えるか
- 難しいと思います。
【ペーハと暮らして思った事】
- 優しい(子ヤギ、レイラ、年老いたサトリ、私の友人たちに合わせた対応をする。)
- Escape artist (脱出の達人)
- 楽天家
- 状況判断がよく出来る
- 日中は滅多に吠えない(夜はよく吠える)
- 運動神経抜群 (これに関したビデオをアップしてます。)
アイダは抜け毛がすごかったようですが、ペーハは、冬から春への季節の移行時に、ボソ、ボソとつまむと抜ける感じでした。
以 上
こんな感じですが、飼い主目線で、どちらにも共通している点は
- 家庭犬としては向いていない。
- 大型犬未経験者にはお勧めできない
実はこの犬種飼ってみたかったのよねぇ、・・・と思っていらっしゃった方、もう一度このブログを読み返して、Aさんからのメッセージを心に留めて検討してくださいね👋👋
コメント
奥深い犬たちです。
でも動画のサトリさんとペーハはとても楽しそうで、レイラ嬢も見えて嬉しかったです。
使命を帯びた犬は、使命を全うしてこそ、その犬になる。
改めてその言葉を思い出しました。
お待たせしました!やっとアップ出来ました😋
待っていて下さってありがとうございます。
サトリとレイラとペーハは、いつまでも記憶に残るユニークなトリオでした😁
そして、平風さんの最後の言葉、がっつり心に深く残りました。
ペーハは「その犬」になったんだな、と改めて言いきかせてる自分がいます🤭
ペーハ3か月の時はサトリも元気一杯に走り回っていましたが、
だんだん動きが緩やかになっていくのを見て、
ちょっと寂しい気持ちがしました。
でもレイラも出演しているし、旧御三家健在時代ですね。
もうみんなお空組となり、月日の流れを感じます。
おかえりなさい!お久しぶりです。
犬を飼っていると、子犬から成犬への成長が早いのは勿論喜ばしい事ですよね。
でも、寿命に近づいてくると如実にそれを感じて寂しい気持ちになりますよね。
人間は別として、旧御三家と一緒に暮らした山羊の花ちゃんが彼らと再会する日が来たら本当にその時代が終わった気がするように思います。