"正の強化トレーニングの真実”(その2)
【イギリスで初めての犬のトレーニングTV番組】
1980年、イギリスのTV局が、犬のトレーニングの番組を制作するにあたり、白羽の矢がたったのが、バーバラ・ウッドハウス(Barbara Woodhouse)と言う70歳の女性でした。
彼女は幼い頃から家の家畜たちと交流を持ち、成人してからは馬の調教師として活躍していたようです。
バーバラ・ウッドハウス |
彼女の番組は、「Dog training the Woodhouse way」(ウッドハウス流ドッグトレーニング)と言って、シーザー・ミランの先駆けのようなタイトルでシリーズが始まり、亡くなる1988年までTV等々に登場し、お茶の間の人気者でもあったようです。
彼女は、”ウォーキー(散歩)”と”Sit(お座り)” の言い方でキャッチフレーズを世間に広めました。(意図してではないかもしれませんが)
彼女は、現在のTom Davisの考えと同じように『No Bad Dogs(悪い犬はいない)』(遺伝的に問題がある犬は別)と考えていました。
”遺伝性の欠点が(周りに)大混乱を引き起こす場合がある。
そして、かわいそうな飼い主は何もできない。
欠点があまりに大きく、しつけや獣医師のアドバイスがうまくいかなかった後には、その犬を眠らせる方が親切だと思う。
-Barbara Woodhouse-”
彼女の人柄を表す動画を編集して字幕をつけてみました。
彼女は、報酬にはおやつやおもちゃは使わず、沢山褒めて撫でてあげる。
チョークチェーンや、強く引っ張って行動を修正する、「ジャーク」をトレーニングに取り入れていました。
犬にコマンドを出す時も、声のトーンや低めで断固とした声音で言う事を指導しています。
賛否色々あると思いましたが、当時のイギリスでは、特に彼女のやり方に嫌悪感を示す人たちはいなかったようです。
私は見ていて、犬が明らかに恐怖を感じているようにも思えたのでちょっと見るに忍びなかったです。
私は見ていて、犬が明らかに恐怖を感じているようにも思えたのでちょっと見るに忍びなかったです。
次のビデオは、彼女のトレーニング法をメインに編集したものです。
観て笑っちゃうか、可哀想だと思うか・・・どっちかな?
この手のトレーニングは、この「ウッドハウス流トレーニング」が最後となったと、ある記事には書いてありました。
クリックで『その3』へとびます。
コメント
その3も楽しみにしています。
いつもブログを訪ねて下さってありがとうございます。
リサーチやビデオ編集に時間がかかって間があいちゃってすみません🙇
平風さんのように勉強になると言って下さる方が読んでるのを知れば、リサーチ更に綿密にしなくちゃいけないと思います🧐