運命の子 レイラ

運命とか縁とか信じますか？

今年のお盆、レイラの四十九日でした。仏教的に考えればあの世とこの世をさまよっていた魂が、あの世へ行く日です。（そうでない場合もあるでしょうけれど、レイラはいい子だったから無事に行ったと思います😇）

4歳

 一緒にいる時は、深く考えてなかったけど、レイラがいなくなって、サトレラパパと意見が一致するのは

もし、又、小型犬を飼うなら、チャイニーズ・クレステッド・ドッグがいいね

です。

サトリもペーハもキャスも、正規のブリーダーから譲り受けた犬たちです。

サトリ＜シャイロ・シェパード＞（ケンネル：Miracle Shilohs)

ペーハ＜カンガル・ドッグ＞
（ケンネル：Banks Mountain Farm）

キャス＜トルニャック＞
(ケンネル：Tor Bohemia)

ターニャは日本で言う、動物愛護協会みたいなシェルター（保護施設）にいた子。

ターニャ
（どう見てもラブだけど、ダッチ・シェパードMix・・らしい）
Rogue Valley Human Society

この子たちもある意味、『運命の子たち』なんですけれど、レイラのケースはちょっと違いました。

東京の実家近くのペットショップ・・・（と言うより、生体専門販売店、と言うらしいですが。ペットグッズは置いてません。『店のオーナーが直接ブリーダーから買い受けて販売をしている店』）にいた子です。

我が家に来た日のレイラ

当時、私達はサトリと立川に住んでいましたが、実家へ行った時に時々立ち寄っていたお店です。

忘れもしない、

10月1日、井草八幡宮秋祭りの日です。

サトレラパパとお祭りに行ったついでに寄ってみました。

（しつこいけど）
『生体販売店』😅

相変わらず色々な犬種、猫種の子犬、子猫がいて、どの子もぶち可愛い😍　ショーケースをのぞいているとお店の人が入口近くのちょっと大きめのガラスケースにいる毛むくじゃらの子を指して

抱いてみませんか？

と言ったんです。犬種は、『チャイニーズ・クレステッド・ドッグ』
その子の、きょうだいのヘアレスの子は、数日前に新しいおうちへ行ったそうです。
久々に見る、チャイクレの子犬・・・・・。
何しろ、サトリが大きかったもんだから、本当に小さく貧弱に見えたその子は、もう３ヶ月半になっていると言う事。
普通は購入するのでもない人に、抱かせてくれないはずなのに、お祭りだったからか抱かせてくれたんでしょうか？早く売りたかったから？🙄
その子犬は、私に静かに抱かれていました。チャイクレはヘアレスが有名ですが、その子は毛のあるパウダーパフ。

おとなしいんですね。

と言った私の言葉に、

そうなんですよ。

と返ってこなかったのは、そうじゃないから答えられなかったんでしょうね😅
レイラは内弁慶だったんですねぇ～～😝

私が、初めてチャイクレを見たのは、インターナショナルドッグショーの見学に行った時。
隣りに座ってた男性がバッグの中から2匹の小型犬を出したんです。

これ、ヘアレスだけど・・出て来たのはパウダーパフでした

とってもかわいかったです。誰かが、

「何犬ですか？」

と聞いたら、

「チャイニーズ・クレステッド・ドッグ」

と言ってました。だから、サトリが2歳過ぎた頃、サトレラパパが、小型犬でも飼おうかと言った時、だったら、チャイクレがいいな、と思った事はありました。でも、珍しい犬種だと思ってたから真剣に考えてませんでしたが😝

サトレラパパは、私に抱かれているその子犬を見て、何かピンと来るものがあったそうです。
そう思ったと同時に、サトレラパパ曰く

”このちっこいネズミみたいな子犬がうちの家族になるって？😱”

と心の声がそう言ったそうです😅

高いか安いか、お店の人がレイラの16万円の価格を13万円にしたんです。サトレラパパのお財布には、

何故かぴったし13万円のお金が入っていました。

とは、言うものの何の心の準備もないし、名前だけで、実際チャイクレがどんな犬なのか全然知識がない私は、サトレラパパに
「本屋へ行こう。どんな犬種かとりあえず自分の目で調べたいから」
と隣りの駅までバスに乗り、本屋へ入り犬の本を読みあさりましたよ。

”ヘアレスは夏はローション塗ったり、冬は洋服を着せたり、結構手入れが大変そうだけど、パウダーパフは普通に毛のある犬と同じに手入れすればいいし、チャイクレは散歩も短くていい”　とか書いてあったので、サトリの散歩の前にでもちょろっと散歩すればいいか・・・と納得して、いつもの

ま、いいか！

精神がGo!サインを出したんです。（教訓！本に書かれていることを信じるな！）

こんな安直な気持ちで、犬を買うな！！って怒られそうですが・・・😅
後で聞いた話ですが、お店で売れ残った子は、保健所へ連れて行かれるんだ、とか？
それが本当なら、私達は13万円払って、売れ残っていた子を”レスキュー”した・・と言っても過言じゃない？・・・・かな？🙄

レイラは、大人しいどころか、かなり元気一杯で、活発でした。散歩が1日15分くらいでいいって本に書いてあったことは誰が言った？

サトレラパパが、ピンと来た子だったから、名付け親もサトレラパパ。
エリック・クラプトンの有名な歌、【いとしのレイラ】から取りました。
まぁ、私にしても何かイメージに合ってるような気がしたのですんなり決まったわけです。

こんな毛玉みたいなレイラが、

 
いずれ、K9ゲームやセラピー活動で活動するようになり、サトリ同様に、私に沢山のお友達を紹介してくれる犬になるなんて思ってもいませんでした。

レイラは、多分1ヶ月ちょっと過ぎに、ブリーダーの元を離れ、お店の狭いケースの中で3ヶ月半になるまで暮らしていたので、ちゃんとした躾もされず、自分の器に入った食べ物には執着心がある子でした。近づくと、顔に似合わない唸り声（普段も顔に似合わない声だと言われてましたが😩）で、歯をむき出してました。見知らぬ人にも警戒心旺盛でした。
でも、施設でのセラピー活動では、徐々に慣れさせながら、いつしか施設の利用者さんの膝の上に乗って撫でてもらえるまでになりました。

レイラがいなくなって早2か月。
あの時、あの店に立ち寄らなければ、ヘアレスのきょうだい犬が売れ残ってたら、レイラと暮らす生活はなかったわけです。

Facebookでいくつかあったチャイクレのレスキューのページのメンバーにもなりましたが、未だにレイラのようなチャイクレを見た事はありません😊　遅まきながら、レイラって可愛かったんだな、と改めて認識しました。

親ばかと呼んで下さい😊

 似て見える子は数匹いましたよ。でもヘアレスだったんです。ヘアレスはここの気候には難しいと思います。しかも、東海岸のレスキュー団体なので、簡単に迎えに行ける距離ではありません。

いつかまた、縁があれば、運命のチャイクレに出会えるのかも・・・

と思って今日もレスキューを必要としている子たちの幸せを祈りながらページを眺めています。

杉並区：善福寺公園にて　2006年1歳