【トレーニング】対【問題行動リハビリ】(犬のです)

ところで

日本はまだ、シーザー・ミランのやり方に眉をひそめている人たち(主にトレーナー)は多いのでしょうか?
 人が何と言おうと

私は、シーザー・ミランの ”Cesar's Way” で犬を育ててます。
そして、シーザーのやり方で犬とコミュニケーションを取るよういつも心掛けています。

なぜなら、陽性強化トレーニング法で、上手くコントロール出来なかったサトリの行動がシーザーのやり方で変わったからです。かと言って陽性強化を否定しているのではありません。陽性強化トレーニング法で指導する家庭犬トレーナーインストラクターのコースも取ってちゃんと勉強しましたし、『K9ゲーム』にも参加していました。
だからこそ、実践して違いがわかったんです。
問題行動がある犬の場合、陽性強化トレーニング法でやろうとすると時間がかかるけれど、”Cesar's Way” だと犬が早く理解してくれるって。

イギリス人の”Miss V”と言う女性が、TVやYouTubeでシーザーと似たような事をしていますが、当初の彼女はシーザーを頭から否定していましたし、同じくイギリス人で、日本にもよく講演に来ていた”Dr.D”も、シーザーのやり方には反感を持っていたようです。しかし、数年前久々に彼の動画を見たら、どっかで聞いたような事(シーザー流)をいっている、と思いました。(イギリスは『陽性強化トレーニング法』を推奨している国だったと思います)

でも(今はどうか知りませんが・・・・)、以前の彼らの考え方は、攻撃的な犬は安楽死・・・と言うものでした。
たまたま、 ”Miss V” に自分の犬の安楽死を勧められて獣医の元へ愛犬を抱きながら泣き泣き行った飼い主さんのエピソードを見た事があります。
でも、安楽死をさせなくてはいけないほどの攻撃的な犬ではなかったと記憶しています。
無駄死にです。
シーザーだったらきっとリハビリをしてくれただろうと思いました。

シーザーは、ヨーロッパを中心にアジアにも来ていますが、日本は来ませんでした。
事実はわかりませんが、噂に聞けば、日本で陽性強化トレーニング法を推奨している団体のトレーナーたちが、シーザーのやり方に反感を持っていて招聘を阻止している・・・と言う話でした。

残念な事です😧

日本にいる時、ドッグランや犬のイベントへ行くたび、飼い主さんたちが、自分の犬の問題行動を問題行動と思っていないのではないか、と言う場面によく出くわしたものです。
アメリカでもいますよ。リードをつけてなくてはいけないところで、つけていない人たち😨
しかし、アメリカでは、人を傷つけたり、吠えたてて騒々しかったり、所謂、人間社会に適応していない犬を飼ってる飼い主たちは、告訴されたりアニマルコントロールから注意をされ、改善しなかったら犬を手放さなくてはならなくなったり2度と犬を飼わないと言う念書を書く羽目になるので、犬の問題行動には日本人よりも敏感かもしれません😕

ところで、ドッグトレーニング問題行動リハビリの違いを言えますか?
前述の
”Dr.D” ”Miss V”両者も理解していないからシーザーのやり方を非難していたのではないかと今はそう思ってます。
そして、シーザーも明らかに進化しています。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、”Dog Whisperer” の時のシーザーよりも犬たちがもっと早くシーザーのコレクション(行動修正コマンド ”Tsch!” の音)に反応しています。


TVの活動を卒業したシーザーは今でこそ、状況によって陽性強化法でトレーニングする様子を動画で見せたりしています。しかし、彼の本業は『問題行動のリハビリテーター(リハビリ療法士)』であって『トレーナー』ではありません。

つまり、犬のリハビリは、辛い過去を持ってる犬たちが多く集まるシェルターにいたレスキュー犬たち、リーダーシップのない飼い主を守ろうと神経をピリピリにしてる犬たちなど、心を病んでる犬たちに本来の『犬』の心を取り戻してあげる、 
【癒し療法】
 なのです。

それに対して、犬のトレーニングの定義は、
犬に特定のスキルや行動を教える行為です。 犬の訓練には、特定の命令や合図に反応するように犬に教えること、および自然な行動を故意に変えることによって独立して行動することが含まれます(Wikipediaより

だから、シーザーは盲導犬や、介助犬を育てていません。
 リハビリとトレーニングの違いがわかれば、陽性強化を推奨する人たちがシーザーに目くじらを立てる必要もなくなると思いませんか?
全く違う事なのですから😮

その違いがわかると、何故シーザーが

「人をトレーニングし、犬をリハビリする」

と言う意味が理解出来てくると思います。

身近な例で・・・・
サトレラパパは、両親が経営する牧場で育ったカントリーボーイで、いつも動物が周りにいたそうです。中でも、犬🐕は彼の友達でした。
とは言っても、ドッグトレーナーにも、犬のリハビリテーターにもなっていません😊
けれど、サトレラパパの友人が自分の犬、コーダの問題行動で悩んでいた時、サトレラパパがコーダと接した時に、問題行動が現れないどころか、サトレラパパの言う事を聞いたのでびっくりしたそうです。
そんな状態を目の当たりにした彼女は、サトレラパパにトレーニングをお願いしました。
勿論、彼自身がドッグトレーナーではないのを知っています。
それを承知の上で、彼女はその問題の子と我が家へやってきて、サトレラパパは、彼女と犬と1時間のセッションをしました。私もチラッとみました👀。遠くからでしたが彼女を見て、何で彼女の犬が問題行動を持ってるのか分かった気がしました。

彼女が帰った後、サトレラパパに聞きました。
「犬のトレーニングじゃなくて、彼女をトレーニングでしょ?」
って。

サトレラパパは、笑って
「そうだよ。だって自分はドッグトレーナーじゃなくてメディテイションのインストラクターだもの。」
と言いました。
サトレラパパは、彼女のマインドとリードの持ち方をちょっと変えただけです。

その夜、彼女から
コーダの相棒
「いつものように(もう1匹の犬と)散歩に出たら、コーダがちゃんと一緒に歩くんでとっても嬉しそうだったわ。私の友人も、悩んでるから彼女の犬も見てくれる?」
と連絡があったそうです。

私は思いました。

だからぁ~。犬をトレーニングするんじゃなくて、お友達のマインドトレーニングなんだけどな・・・って😀

今朝、獣医さんへ行って来ました



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