あの人は赤信号?青信号?
「あなたは健全な人間関係築いてますか?」
と言うタイトルで以前書いたものの補足と思って下さい。
心理学で言う所の『ダークトライアド(Dark triad)』と呼ばれる3つの「悪の気質」いずれかを持つ人です。
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黄色は多少なりとも3つに共通する悪の気質がある事を示しています |
- ナルシシズム(Narcissism)
- マキャベリアニズム(Machiavellianism)
- サイゴパシー(Psychopathy)
これらに、サディズム(Sadism)が追加されたものは『ダークテトラド(Dark tetrad)』と呼ばれます。
知らず知らずにこの気質を持った人と関わっていると、自己不信感に陥ったり、自己肯定感がなくなったり、不愉快な思いをする事が多くなります。
「この人と一緒にいると、何か自分でなくなる気がする。」自分がそんな気持ちをもつようになったと気づいた時には、男女関係なく自分の周りにいる友達、上司、先輩、後輩、そして自分の家族・・・その人たちの事をよく観察して下さい。そこにいる『誰か』があなたをそんな気持ちにさせている可能性はあります。
アメリカには、身近にもナルシシストが非常に多いのに気づき、それから自分でリサーチもしたりしてましたが、マキャベリアニズムとサイコパシーについては詳しくないので、この記事を書くにあたって学んだことを参考までに書き記しておきます。
まずは、共通するこの『悪(陰湿、邪悪、腹黒い、闇)の気質』は、どんなものか。
- 人を操り、搾取し、さらには害を及ぼす行動をとる可能性がある。
- 共感性に欠け、他人の感情や幸福を無視することもある。
- 自分の目標を達成するために他人を操ることに長けている。
なんですが、それぞれの特徴は微妙に違ってきます。
<以下、英語のWikiから参照させてもらいました。>
マキャベリアニズム(Machiavellianism)
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非感情的に人を操る事に長けている |
操作性、道徳への無関心、共感の欠如、および計算された自己利益への焦点を特徴とする性格特性構成概念の名称として使われている。
この度合いを調べるスコアテストが特に高い人は共感力に欠け、世界を冷笑的かつ非感情的に捉えます。彼らの主な関心は権力と地位に集中しており、目標を達成するために必要なことは何でもします。
他人を騙したり、犠牲にして搾取したり、無節操な行動をしたり、共感性が欠如しているんじゃないかと感じる人がいたらこのタイプの可能性が高くなります。
要因は、遺伝的、環境的の両方で大きな影響力を持つことが示されているそうです。
このスコアが高い人々が就く職業には高い権力を持つ政治家や法律家などが多いみたいですね。
「こんな人会った事ない。」
って調べながら思ってたんですが、フト、私の友人が話していた法律関係の仕事に就いている義理の甥っ子さん、が浮かびました。当時、彼女の話を聞きながら甥っ子さんはナルシシストか、サイコパスかと思っていたのですが、ハイスコアのマキャベリストなのでしょう。
サイゴパシー(Psychopathy)
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表面的魅力で引き付け相手を操る |
日本語訳では『精神病質』です。
共感性や自責の念の欠如、操作や反社会的行動の傾向を特徴とするパーソナリティ障害であり、多くの場合、冷淡さや他人の感情の無視を伴う。
共感性や自責の念の欠如: 他者の感情を理解したり、共有したりすることが難しく、しばしば無神経で冷淡な態度を示す。又、他人に危害を加えるような行為をしても、罪悪感や後悔を感じないことがある。
人を操る: しばしば結果を顧みず自分の目標を達成する為、他人を操ることに長けている。
反社会的行動: 嘘、盗み、攻撃性。更に、社会規範やルールの無視などが含まれます。
表面的な魅力: サイコパスは共感や自責の念がないにもかかわらず、しばしば魅力的で人を引き付けるものがあり、彼らの本性を見抜くことを難しくしています。
ナルシシズム(Narcissism)
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自分自身に対する認識を歪めてしまう |
このタイプについては、私はちょっとした専門家かも・・・と自負したいくらいアメリカに来てから学びました。


2008年4月3日の思い出写真 |
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