牧場の子供と都会の子供🐑🐑

「町のネズミ🐀と田舎のネズミ🐭」

じゃないですが、育った環境はやはり大人になっても影響してる・・・と言う今日のブログです😄

その前に、ここ南オレゴンは、もう先週位から秋のような清々しい空気だったり、朝10℃なんて言う日もありました。今朝は寒いので長袖Ｔシャツです。（しかし、来週からまた夏が戻って来るらしい。）日本は大型台風が来ると聞いてますがどうですか？

さて、本題に入ります・・

実は先週、サトレラパパのママ（サトレラパパママ？😆）の所の羊が首の骨を折ったと言うので、サトレラパパが出向いて安楽死させました。

この中の誰か？

食用の羊なので、そのまま持って帰ってくれていいと言ってたから、うちで解体をする事になりそうなのはわかっていたけれど、帰って来たサトレラパパのUTV（多目的用途車）の荷台には、屠殺された羊が2頭😲！話が違う😳

なんでも、今回サトレラパパママが友人から借りて交配させた雄羊に遺伝的欠陥があったみたいです。生まれた子羊の中に出荷間際に肛門が飛び出してしまってるのがいると言う事で、その1頭が屠殺されたのです。

解体するのは、勿論サトレラパパです。私は東京から来た都会っ子ですから、学校でやったネズミやカエルの解剖くらいは大丈夫だとしても、羊の大きさともなるとちょっと引いてしまいます😓

羊や鹿を家で解体されたのはこれで3回目になるのかな？

屠殺後は、内臓を取り出した後、逆さにして1日ほど血抜きをします。（ぶら下げる所は手伝いました😅）

羊は反芻動物なので、胃が4つあるのは知ってましたが、本物を見たのは実は初めてです。

第１の胃にまず食べたものが収まるのですが、食べた草がパンパンに詰まっていてすごく大きく膨らんで、とても重いのでした。

腸は、うちの『ファームドッグ』たちにあげましたが、キャスとターニャは少し食べて全部は食べません。

エリなんか、最初はそばにも寄ろうとしなかったのですが、誘導してあげたら、臭いをちょっとかいで、ちょびっとだけ口をつけて食べてました。でも・・・、その後、吐いてました。（笑っていいのか嘆いた方がいいのか）

サトレラパパは、「野生の本能を失ってる😞」と、嘆いてましたが、言い訳をさせてもらえるなら彼女はとても繊細なんです😄（サトレラパパは聞いちゃいませんでした）😆

翌日に、実際に肉を切り分けました。

私は個人的には、羊の肉が苦手なのです。サトレラパパは、特異体質で、肉食専門なので多分彼がこれを食べると思います。

羊解体中のサトレラパパ

そして、身をこそげとった後には当然骨が残りますよね。

再び、うちのワンコたち登場です・・・が、やっぱりエリはあまり食べず、キャスとターニャが・・。キャスはさっき内臓を食べてたのであまりお腹がすいてないのか、それほど興味を示しませんでしたよ🙄

ターニャは、しっかり食べてました。ビデオに撮りましたが、首がついた羊のあばら骨等々はぼかしてますから、大方はモロには見えないのでご安心を。

こう言う所に住んでると、同じ犬を飼っていても、都会生活中には見られない光景にも出会うと言う事で・・・。もうひとつの出来事が🙄

うちのファームドッグのキャスとエリ。

また、見つけました目の前を走って行く地リス（Ground squirrel）。地リスは、何かあると警戒音を発して仲間に知らせるのですが、それが犬を更に興奮状態にさせちゃうんですよね。

狭いところに逃げ込んだリスを追い詰めたのはいいですが、地リスも警告音を出した後は、

となります

エリは執念深いです。

キャスはしばらくつきあってましたが、リスは姿を見せず・・。あきらめて私がその場を去ると後をついてきました。ちょっとしてから、私はエリが気になって見に行くと・・・

私だっていつまでもつきあっていられないので、もう放っておきました。

私は私のやるべき事をやってましたが、フト気づくとエリがいつもいるはずの所にいないのです。まさか、と外へ出ると、キャスはお気に入りのスポットでお昼寝😅

エリは？と見回すと、No.2のいつものスポットにいました。

様子がいつもと違うのでそばへ歩いている途中、チラと見えたエリの足元に横たわるもの。

そう、お亡くなりになった地リスの姿が・・。（初ハント記念の写真は撮り忘れました。）

ハントした時はリスはかなりの声をあげたのじゃないかと思うけれど、キャスはデ～～ンと寝てるし😵

キャスのその態度を良く解釈すれば、エリが捕らえたものだからリスペクトの距離をとってたのか？

サトリなら、自分が一番偉いと思ってたから、権威を持ってエリをリスから遠ざけて自分の物にしてると思うけど🙄

ペーハが仕留めたと思える鹿にまずはペーハを唸り飛ばして
私が先でしょ！とばかり内臓をあさるサトリ。とても「家庭犬」
とは思えない姿だった😓

エリは仕留めたものを食べてなくて、私が「Leave it！」と言うとリスをしぶしぶ置いて私の方へ来てくれました。それを見たサトレラパパが

”エリに食べさせたらいいんだよ！”

私は、

地リスは、農作物を荒らす害獣でもあるので、ファームドッグが仕留めたらそれを食べてもいいんだ、と言う牧場育ちのサトレラパパの説。

”でも、うちの犬じゃなくて野生動物に奉仕した方が・・・”

と、私。

エリはやっぱり仕留めるのが仕事で、食べませんでした。

じゃ、どうしたか？

はい！子犬の頃に、子供のモグラを見つけて一口で食べてしまったキャスが頂きました。

キャスは、「え？僕が食べていいの？」と言う感じでサトレラパパがくれた獲物を美味しそうに食べてました😅

こうして、書いてるといかにも私がぶりっ子みたいですが、

自分の変化に気づいたんです。今回、私もファームガールになってるのかな？って。

わざわざ解体後の羊をチェックしに行ったり、エリが残した羊の足を裏山の奥へ捨てに行ったり・・。（家の近くに放置すると、コヨーテが臭いを嗅ぎつけてくるからです）

サトレラパパが犬たちの為にバケツに溜めた羊の血を犬に分け与えたり・・。

10年前、いえ、つい5年前くらいなら、きっと目をつぶってしまってたに違いない場面に結構、目を開いてたどころか、しっかりビデオ撮影までしちゃいましたからね。

まぁ、屠殺や解体までは無理ですが😅

スーツ着てハイビールはいて、OLしてた都会っ子も、鍛えられたようですね😆

ファームドッグの仕事がお休みで外出して嬉しいキャス😍