エリのトラウマ

カンナビス

長い間、売れなかったうちの周りの土地が、数年前にカンナビス(マリファナやヘンプ)栽培が許可されて以来あれよあれよ、と言う間に売れてしまいました。
それまで、静かだったこの界隈も、トラクターの音や、マリファナの臭いにおい、引っ切り無しの犬の鳴き声、労働者が聴きながら仕事をしてると思われるラジオの大きな音、収穫が終わった後には所謂、季節労働者の慰労のためか、バンドのエレキの音等々聞こえてきます。
田舎だから大きな音を出してもいいのか!と言いたいけれど、一言あればこちらも毎日の事じゃないからとエレキの音は我慢できますが・・・。
私が口うるさいのか😒 
でも、ここののどかな牧場風景、静けさが好きでハッピーに生活してたから、『よそ者』に腹が立つこともしばしば。

私たちも、『よそ者』だし、そんな風に人を見るのは好きじゃない。
じゃ、何故『よそ者』と呼ぶか?
ほとんどの土地の所有者はそこに住んでおらず、置いてあるキャンピングカーにその時期の労働者たちだけが住んでいるわけです。
どんな人がどんな風に暮らしているのか知りませんが、都会から来た人や、メキシコから季節労働で来ている人が多いようで、毎年顔触れが違うようです。だから、私たちのような、ここの住人たちと顔を合わしたり、交流する事もなく、自分たちがやりたいようにやっているような印象があります。

その「はた迷惑」な人たちの中で、うちの隣りに来た人たち・・・。
今年の1月初めから、犬の鳴き声が聞こえるようになりました。しかも、精神的に不安定なんだろうとわかる鳴き方です。

隣りの精神的不安定犬
うるさい隣りの犬😡

うちは、キャスもエリも護畜犬ですから、夜は勿論、昼間もキャスは一定の範囲を自由行動しています。(エリはまだインパルスコントロール<衝動抑制>が効かず、鶏を追い駆けたくなるようなのでリードに繋がれてます😅)

ある日、その隣の犬がうちのフェンスの際まで来て、こっちが聞いててもイライラする鳴き方で吠え続けるのです。見に行ったら、ワイヤーフェンスをはさんで、エリとキャスと猛烈な勢いで対戦してるじゃないですか😮

フェンス越しの争い
参考写真

ピットブルとイングリッシュシェパードのような犬が2頭いて、ピットブルは、私を見ると匂いを嗅ぐしぐさをしていましたが、私が「あっちへ行け!」と言うジェスチャーをしたら、いなくなりました。ヒステリックに鳴いていた、もう1匹も後を追っていきましたが・・・

ピットブルはその後姿を見ませんが、もう1頭は、相変わらずやってきて、吠えまくり、そんな感じが2,3回あったでしょうか?

そしたら、遠くでその犬の声が聞こえると、エリがパニック状態になるようになったんです。まだ、1歳4ヶ月のエリにはフェンス越しの闘いは酷だったのかも😥
私は、その犬のせいで寝られないし、飼い主は何をしてるのか、腹が立ちましたが、サトレラパパが言うには、このような事態で当局は、動いてくれないそうです😩
そんなある日気づきました。エリが頭を小刻みに揺らすようになったのを。

 

エリが避妊手術(1月12日)をした後で、エリザベスカラーしてたので’、何か影響してるのかと思っていましたが、その後カラーが取れた後にもその症状が出ているのに気づきました。

かかりつけの獣医に、このビデオを見せたら、Idiopathic Head Tremors(突発性頭部振戦)ではないかと言う事でした。原因は、解明されていないものらしいけど、ストレスが影響してる場合もあると言う事でした。それを聞いて、エリをあの犬と対面させないように、夜は家の中で寝かす事にしました。
家の中にいても、キャスがその犬に対抗して吠えていると、エリは反応して、パニック状態で吠えるのです。なので、私がエリの寝ているリビングに置いてあるソファでしばらく寝て、吠えるたびに、注意をするようにしました。
4,5日目には、鏡の中の自分を見てびっくり!しっかり、目にくまが出来てました😧

目にくま
これもエリの為・・・

だけど、その甲斐あってか、夜に鳴く回数が減り、寝室から「HEY!!!」と言っただけでも静かになるようになったんです。

だいぶ良くなったな、と思ったんですが、ある日、日中に例の犬っ子がやってきて、エリがちょっとパニくり始めたんです。とりあえず、私が出て行って、その犬を追い返してからエリの所へ戻りました。いい子に座っていたから、褒めて優しく撫でようとしたら、な、なんと!!!
リードが・・・

切れたリード
切れたリード

よっぽど、パニくったのでしょう😞でも、🐔が放し飼いでウロウロしているのに、エリは気に留める様子もなく私が戻ってくるのを待っていました。
逆を言えば、あの犬が気になってそれどころじゃなかった、と言う事でもあったと思います。
引っ張る力も確かに強くはなっていましたが、まさか切れるとは・・😅

エリの過敏性を抑制する作戦第2弾を昨日、やってみました。

それは、例の犬の鳴き声を録音したものを、エリに聞かせる事です。
そんな、ストレスを与えなくてもいいのに、って思う人もいると思いますが、人間の成長に少しのストレスが必要であり、それを超えて成長していくのと同じに、犬の成長にも多少のストレスが必要だと言うのが、シーザー含むバランストレーナーの説です。

その作戦にサトレラパパも参加してくれました。
ケージ内で休んでいるエリがいるそばで、録音した犬の鳴き声を流したら案の定、エリは即に反応しました。すかさずサトレラパパがエリのケージの前に立ち、エリのその行動を阻止してくれました。
3回聞かせましたが、3回目には、その声を聞いても騒がなくなったんです。(ちょっと緊張はしてたようですが)
もともと、エリは賢く、自信を持ったタイプの子犬だったので、ほんの数回で納得したのかもしれませんね。勿論、そのストレスをやり過ごしたら、精一杯褒めてあげました。
昼間に、遠くでその犬が吠えているのが聞こえましたが、エリはほとんど気にかけない様子でした🙃

又、吠えてたら新しく録音して、聞かせてみようと思ってます。
エリも1歳半を過ぎ大人に近づいています。きっと上手くこの時期を乗り越えてくれると信じています。

エリ


コメント

JOY さんの投稿…
時々拝見しています
よく頑張っているなぁ~~~と何時も関心しています
ヘンプ・・・・の臭い・・・にビックリしています
エリちゃん達も 幸せですねっ (良い飼い主さんだから)  
飼うなんて禁句かしら一緒に暮らす・・・・
サトレラママ さんの投稿…
Unknownさん
「気まぐれブログ」を訪ねて下さってありがとうございます😊
頑張ってます!😉
犬の事は特に気にかけます。特に、ターニャ(黒いミックス)以外はブリーダーさんが一生懸命に繁殖した子たちで、遠い国からオレゴンまで送ってくれたわけですからその厚意に感謝してるんです。

残念だけど、飼いたくても飼えない事情もありますよね。
私も子どもの頃は、自分の家では犬猫飼えなかったので、今思えば、隣りの犬のドッグシッターみたいなことしてました😄
犬か猫かと言うと犬の方が大変だと思いますけど、動物がいる生活ってそれに勝るものを返してくれてると実感してます。

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