機能不全家族

 アメリカは、今月 ”Thanks giving” 🦃11月第4木曜日、来月は ”クリスマス”🎄、と家族が集う行事が二つあります。

又、

コロナ患者が又増えなければいいな

祈る柴犬

と切に祈るばかりですが。

でも、コロナパンデミックになって、家族でもあまり顔を合わせられなくなった人たちもいるようですね。もっとも、コロナに関係なく、実の親きょうだいでも、絶縁状態になってる人たちもいますけど。

1年以上前に「健全な家庭で育っていない子供たち」 と言うのを書きました。私はアメリカに来て色々な人の話を見聞きしてるうちに、TVや映画で見たドラマは、ドラマの中だけじゃないんだって、肌で感じました。そう思うと、細かい事はともかく、普通だろうと思われる😄両親きょうだいの中で育った自分は、幸せな人生を送って来てたんだな、ってつくづく思います😐

勿論、思い返せば友人たちの中には、両親共働きでいつも鍵を首から下げていた人、何かいつも周りをキョロキョロ見ていて、びくびくしているように見えてた人、母親に夫婦仲を壊された人、親が自分より他のきょうだいを好んでいる、と感じていた人、色んな家庭事情で育った人たちいました。

当時は自分も子どもだから深くは考えなかったけど、今思うと、どうしてあの子があんなだったのか、何故彼はああ云う態度を取っていたのか云々が見えてくる気がしてきました。そうすると、全て許される気がしてくるんです。考えてみれば、親は知ってか知らずか、犠牲になるのは大抵が子供たちですよね。

そう言う親の事を、心理学用語で『毒親』と言います。

毒親の家庭(機能不全の家庭)で育つ子供たちにはそれぞれに役割が出来て来るのです。それには5タイプあるそうです。

 

機能不全の家庭の子供の役割
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機能不全家庭の子供たちの役割 

*役割についてここで説明してると長くなるのでそれは省略させて頂きます。

私が知っている3人きょうだいもそんな家庭で育ちました。

仲良し3姉弟

長女、長男と末っ子の息子、3人の子供に恵まれた両親は、基本的にはどうも聞く限り『子供』との交流の仕方を理解していないらしいのです。その理由は、その親たち自身が親に愛されずに育った、又は半ば育児放棄のような形の家庭で育った人たちだから愛情の示し方がわからないと言う事です。

そんな子供たちが成長し、結婚し、3人の子供をもうけて、長女は、『両親に選ばれた子』に、2歳違いの長男は、いたずらはする、けんかはする、親に反抗するの手に負えない子供になり、母親と長女からは『厄介者』になり、末っ子の息子は、おとなしく親に逆らう事もないので、『放っておいても問題を起こすこともなく、上手に自分の人生を生きている子』になります。


親の趣味が競技用の馬を育て、みずからも競技に出る事で、娘にもその道を勧めます。いつも母親は娘を同行し、末っ子だった男性が当時を振り返って話すには

「姉はいつも両親に連れられて馬の競技会に出かけて、自分は親と一緒に何かした記憶はほとんどない。」

だそうです😢

反抗的
反抗的
真ん中の長男は、友人のおもちゃを勝手に持って帰ったり、腹が立つと普通にはしないような悪さをしたりと親にも反抗的だった、と、前述の末っ子次男坊は言ってました。

その次男坊は、親から見ても、傍から見てもおとなしい『いい子』で、特に褒められることもないけど、責められることもない。つまり、両親に気を留めてもらえる存在にはなれないのです。親しい友人もあまりいなかったようです。

成人した、このきょうだいはどうなったのか。

長女は、早くに結婚をして家を出て、長男は、結局、悪い友達とつるむようになり、人を傷つけたりするような事こそしなかったけれど、刑務所にしばらくいた事もあったようです。でも、後で、本人から聞きましたが、母親は一度も面会に来なかったそうです。(父親と次男は面会に行きました)それなりの年齢になった今でもそれを口にすると言う事は、きっと傷ついていたんじゃないかと察しています😥

次男は、大学へ行きたいと思っていたのに、母親から大学なんて行かずに家の手伝い(馬の世話)をするように泣きつかれ、『純粋で無口な』次男は、大学をあきらめたそうですが、これも未だにしこりとなって残っているんですね。
馬の世話と言っても競技用のハイスピリットな馬を、17歳の少年が扱うのには十分な注意を払っていても危険が伴います。

馬
参考写真


ある日、彼を慕う子馬が・・・、子馬と言ってもかなり成長してたそうですが・・・彼を見つけて走って来た時に、つまずいて、もんどりうち、そのまま彼の上に落ちて来たのです。
子馬と言っても、人が乗れるくらいですからね、それが上から自分の上に降って来る・・。想像しただけでもゾクっとしませんか?
その時に、母親が彼に言った言葉

男がめそめそ泣くもんじゃない!😠

だったそうです。しかも、病院へ連れて行くわけでもなく、後日、彼は自分で病院へ行き、治療費も自分で払って治療を続けたそうです。後遺症は?

当然、今もあります。

長女は、その後離婚をして、一人娘は父親の元に残りました。
8年前だったか、再婚をしましたが、その時の費用は両親がすべてもったんです。
まだ少年だった息子が怪我をした時は、何の補助もしなかったのに、しっかり収入もある成人になった娘の再婚には、惜しまず出費をする。
長男も次男も男だから、それをとやかくブチブチ文句は言いませんが、第三者で話を聞いてる私の方がギャンギャン文句いいたくなってきます。

詳細を書くと終わりそうもないので、簡単に説明させてもらった【機能不全家族】の話。
これが、毒親両親に育てられた子供たちの役割です。

長女は、『ゴールデンチャイルド』

ゴールデンチャイルド
親のトロフィー、プライド、喜び、
自己愛的親のミニミー(Mini-me)GraphicaArtis/Corbis


長男は、『スケープゴート(生贄の山羊)』

スケープゴート
親が「所有」したくないものを投影させられる
何をしても親に喜んでもらえない/Psychology Spot


次男は、『失われた子供』

Lost child
存在しないかのように扱われる
犠牲者にならず、罰せられもせず、甘やかされもしない/The Time
 

十分な大人になった今、家族は母の日🌹も、父の日👨も、”Thanks giving” 🦃も”クリスマス”🎄も顔を合わせる事がなくなりました。長女だけが、母親に会いに来ているようです。
実の親きょうだいでも、絶縁しなくてはならなくなるか、その決断が出来ず自滅するか・・・ナルシシストまたはアダルトチルドレンである親を持った子供たちは時には自分を守る為に、そんな辛い決断をしなくてはならなくなる。

これは作り話ではありません。人間関係に疑問を持っている方の参考になればいいと思って書きました。
人間は幼少時代、どのように育てられてきたかがとても大事なんだと思います。
自分は何で、こんななんだろう?と悩んでいたり、どうして相手はそんななんだろうか、とか腹を立てている方、もしかしたら、その人は機能不全な家庭に育ったのかもしれないと、ちょっと思い出してください。そうすると、腹を立てる必要もなくなるかもしれませんね😔

キャスと鶏小屋
鶏番のキャス😄

ボールとターニャ
ボール大好きなターニャ

果樹園のエリ
私たちがこっちで喋ってるのに気づくと何故かフリーズしていたエリ🤣 

顔も真面目です😆 

真面目なEliška
どうしちゃったの?エリ

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