ブリーダーに思う事(まとめ)

私の経験を基につらつらと思うがままに書いてきましたが、ここでまとめです。

南オレゴンでは、ペットショップは犬猫の生体販売をしていないんです。シェルターの譲渡会をペットショップでやってるのは時々みます。

shelter
シェルター参考写真

後は、”グレンジ” と言う農業供給共同組合のお店の掲示板で、子犬の情報を探すか、地元のシェルターへ行くか・・・。
ですから、自分が欲しいと思う純血種は、ブリーダーを探すしか方法がありません。

私は、ペットショップで安易に買えないここのシステムが好きです。自分で犬種を調べて、ブリーダーを探して、ブリーダーとコンタクトする、この面倒な過程をこなして我が家に子犬を迎えたら、そう簡単に手放せないのではないかと思うのですが。

何人かのブリーダーたちと知り合う機会があって思ったのは、自分の子犬に強く感情移入をしてるブリーダーは、譲渡後もお姑さん根性で何かあると口を出したくなるみたいな印象です。
自分の所で生まれた子犬が、新しい家庭で幸せに暮らして欲しい気持ちは手に取るほどわかりますが、子犬を譲られた方だって、信じてもらいたいですよね。

カンガルドッグクラブでは、今は、子犬の希望者が出た時に質問状に記入するやり方になってるみたいです。どんな土地に住んでるか、家族構成はどうなってるか、持ち家か借家か、云々沢山あります。
シャイロのブリーダー、Janにも電話でいくつか同じ様な質問されました。
でも、これは子犬を求める側に取っても納得行く事だから、勿論協力します。

トルニャックのブリーダーを探した時に、前のブログに書いたエリのトレーナーについて非難めいた事を言ってきた彼女は、実は、Jasminaの犬の交配が上手くいかなかった時、Jasminaが紹介してくれた人なんです。
メールを送ったら、

「私は、海外に自分の子犬を出したくないから。」

と断られました。(でも、チェコには出してますけどね)多分、飛行機輸送に不安があったんだとは理解出来ますが。ま、その時、ちょっと難しいタイプの人かも・・・とは感じましたけどね😅

そう言えば、前に日本でも、たまたまホームページで見たゴールデンのブリーダー(勿論日本人です)。
そこには、

「子犬を譲渡後も、まめにメール等々でコンタクトをすること」

みたいな内容が書いてあって、正直、私はここには子犬を頼まないだろうな、と思った記憶があります。

心覚え 1:

ブリーダーが、子犬希望者を品定めするように、こちら側もブリーダーを品定めする事。これは、後々までいい関係でいられると言う事です。


ブリーダーは、言わずもがな、犬の繁殖をする人です。
でも、だからと言って犬の事を何でも知っているわけではない、と言う印象です。

Janは、正直な人で、犬のトレーニングについてはわからないから、とトレーナーの友人を紹介してくれました。(その人は、たまたまサトリの同胎犬を譲ってもらった人でした)
カナダへ会いに行った時、自我の強そうな子犬にリードを引っ張られっぱなしで、納得でした😅

Jasminaは、チェコで初めてトルニャックを輸入した人、と言う気持ちがあるからかどうかそこはわかりませんが、犬についてはよくわかっている・・・と思っている印象です。

しかし、彼女が譲渡した♂のトルニャックが飼育放棄で戻された時の様子をビデオや話で聞く限り、私は❓❓❓になりました。
戻された♂は、飼い主の手に負えなくなって戻されたのですが、どうも、飼い主が犬の飼育に疎かったようです。社会化がまったくされてなく、ブラッシングの時に、唸り声をあげて噛みつこうとするのです。
そのブラッシングの社会化の様子をビデオに写したのを見たのですが、大型のトルニャックの♂の攻撃に怖れる事もなくよくやってました。
ただ、声を荒げ、ちょっとヒステリックにもなっていて、あの態度で臨めば、もっと犬も興奮してしまうだろうな、と思ったんです。

それを観た他のトルニャックオーナーたちは、Jasminaの勇気を絶賛してましたけど、『シーザー流』の私にとっては、 


ちょっと違うにゃ~?

に思えたんですけど。

心覚え 2:

これは、獣医師にも同じことが言えるのですが、犬の行動心理、トレーニングについてまで、まじに勉強をしている人はとても少ないんじゃないか・・・。つまり、専門外の事は、聞いても期待するような答えは返ってこない事が多いので、犬の問題行動やトレーニングに困ったらそちらの経験者に聞く事
Janみたいに正直な人の方が少ないと思います。自分は、獣医だから、ブリーダーだから犬については何でも知ってる、又は知ってるふり?しなくちゃいけない。と思っているのかもしれません。

と、好き勝手に思うがままに書きました。
ヨーロッパ、アメリカは犬の飼育等々については日本より進んでいるような印象もありましたが、そんな大きな違いはない・・と言う事ですかね?😄



日向ぼっこのエリ
午後からいいお天気で日向ぼっこのエリ💓

コメント

平風 葉月 さんのコメント…
私も送り出した子は飼い主さんにまかせてとやかくいいません。
勿論相談があったら全力で答えますが正解は其々にあると思うから押し付けもしたくないです。 
病気は色んなのを見てるから人よりは知ってるけど 相談されたらすぐ獣医さんに行ってと伝えます。
飼い主さんも自分も後悔したくないから。

だからその分送り出す前に幸せになれるかどうか確認させてもらいます。それを煩わしいとおもう方には渡せないですね。

ブリーダーと飼い主との相性もありますよね。
直接のやりとりがあれば、不幸な犬はぐっと減ると思います。
日本でも早くペットショップでの生体販売が無くなればいいのにと思います。
サトレラママ さんの投稿…
平風さん

コメントありがとうございます。

平風さんのコメントを拝見して、この方から子犬を譲ってもらおうかな?と言う気になりました😊
自分の子犬たちを送り出す、とやかくは言わない、私もブリーダーになったらそうだと思うけれど、「そうしなくちゃいけない」と言う自分との戦いになりそうなのでやっぱり絶対ブリーダーは無理!😅

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