新しい思い出作り
以前、ちょっとブログに書きましたが、去年、南オレゴンでは多くの山火事が発生してました。
山火事だけでなく、放火もありました。その一つに、【アルメダ火災】(アメリカでは、その火事が起きた場所の名前をつけます)がありました。
空港があるMedfordからちょっと南へ行った、フェニックスとタレントと言う町の多くが焼け、沢山の家族の家財道具は勿論、思い出のある品々、家が一瞬で燃え尽きてしまったわけです。
アルメダ火災 |
考えてみて下さい、大事な写真、お気に入りの装身具、洋服・・・家のみならず、ぜ~んぶ灰になっちゃうんですよ。
その経験をしたのが、友人のクリスとお母さんのキャシー。
家に消防員が来て、即刻避難するように告げたそうです。
クリスがサトレラパパに、行くところがない、と連絡してきたのですが、こちらも即刻、我が家へ招きいれました。
幸いに、うちは2世帯で使える家だったのでちょっと片づけをするだけで、二人が到着するまでにはそれなりの迎え入れの態勢が整えられました。
自動車道は使えなくなっていたので、裏道を教えてあげて、夜にようやく我が家に着いた訳です。
それからまもなく、彼らの家が全焼したニュースが入って来ました。
日本でも、家が焼け落ちたニュースは聞いたりしていましたが、街のほとんどが焼け落ちたなんて言うのは、今の時代日本ではないですよね。
正直言って、今まで我が家で会う『人間』と言えば、サトレラパパしかいなかったのが、自分たちじゃない『人間』と、動物たち(猫🐱と犬🐶)の姿を見、声を聞き、気配を感じるのにちょっと不安もありました。
あちらとて、同じだったと思います。人の家に仮住まいをするのは戸惑いもあったでかもしれませんね。
でも、なんだかんだありながら、ついに彼らは新しい家を購入したのです!
アメリカも日本と同じ・・・沢山の国民が家をなくし、仕事もなくしているのに、行き届いたケアは出来ないようで、街は今も、荒れたまま。一応、重機も入ってるようですけれど家は全然建ってません。
クリスたちも、そんなんで住み慣れた土地を離れ、違う所に移り住むことにしたわけです。
何にしても新しい門出を祝える事が出来たのは喜ばしい事です。
それに加えて、奇病で車椅子生活をしていたクリスが、なんと、救急車事件の後、手足が少しずつ動くようになり、更に特別の治療を受けてから、なんと杖をつきながらでも、歩けるようにまでなったんです。
これは、画期的な出来事で祝うに値する事です。
二人がいる間、なんだかんだ言い訳をつけながら、同じ所に住んでいるものの特権、ポーチでブランチ会も何回かしました😁
イースターブランチ会 |
いよいよ、旅立ちの日が来て、クリスの弟とガールフレンド、キャシーのお友達が引っ越しの手伝いに来ていました。
業者を頼まず、多くの人たちは自分たちでレンタカーを借りてやってるようで、キャシーたちもそれにしたようでした。
私達に迷惑をかけたくないと言う気持ちだと思うけれど、何か何も手伝う事ないままに去っていったのはなんか、水臭い気もしたのだけど、ま、キャシーは結構頑固だし・・・。
ま、いいか・・・😅
彼らの気配を感じなくなった今、不思議な気持ちで、ちょっと心に穴が開いたような気もするけれど、残されたものが感じる気持ちで、新しい生活を始める人たちにはそんなセンチになってる暇もないだろうことは理解してるつもりですけどね。
とは、言うもののまだ、下には荷物が残ってるし、又会えることは確実だから・・・
ま、いいか・・・😎
火事で失ったもの以上に、素晴らしい思い出をきっと作っていくだろうと思ってます。
私にとっては、思いがけない思い出を一緒に作ってくれて
お友達が送ってくれたまさに日本の風景のカード |
もういっちょ、夏休みのおまけ写真😆
任務が終わって私の所へ走ってきたところ😍 |
コメント