『許し』と『信頼』

キリスト教の話ではありません✟

アメリカに移住して間もなく、サトレラパパが開設した武道場のホームページを見て訪ねて来たジャスティンは、隣り町で居合道を教えていました。そんな事から、年下とは言いながら、サトレラパパとも意気投合し、彼の奥さんのクリスティーナ、B神館で武術を学んだと言う彼の友人ケリーと私とランチミーティングなんかもしました。
そして、その後、3者共同で、道場を開設しました。

ただ、サトレラパパは正直言って、ケリーと一緒に事業をやるのはあまり乗り気じゃありませんでした。と、言うのも彼の生きる姿勢が自分とはあまりに違うから。でも、ジャスティンがケリーとサトレラパパの間にいるから大丈夫だと言うのでスタートしたわけです。
ジャスティンの母親ルシンダは、人懐っこい人で、家族ぐるみで仲良くなりました。

そんな中、ジャスティンが違う土地で仕事をしたいと言い出して、サトレラパパは・・・

え”~~~!!!

と言う感じだったそうです。ジャスティンがいなくなったら、道場の経営をケリーと二人でやって行かなくてはいかないわけです。

話が違うじゃん!

でも、彼にも家族があるわけだし、収入が増えるとなれば、致し方ないですよね。
だけど、サトレラパパの思惑通り、ケリーは道場を真摯な気持ちで神聖な場所だとは思っていなかったようで、彼のクラス後の畳の上は汚れ、つばらしい跡まであるのを見て、注意をしたり何とかしばらくは我慢していましたが、結局、そこを後にしました。

ジャスティン一家が母親と継父のカールを残して、移った後も、私達は、ルシンダとカール夫婦とは親しく交流してました。

アメリカは、2月のアメフトの試合中継を、家族や仲間と集まってワイワイやるのが恒例らしく、私達もルシンダの家でワイワイやりました。

南オレゴンでは夏に色々な催し物があり、ルシンダの住む隣り街のダウンタウンでは、月に1度、第1フライデーナイトと言うのがあるんです。
その日は、いつもより閉店時間を伸ばし、みんながお店の品物をみたり、ライブを聴いたり、地元のアーティストの作品を眺めたり、食べたり飲んだり過ごす日です。私達もルシンダ夫婦と出かけました。街を歩き回った後には、お店に入って軽い食事とアルコールでおしゃべりをするんです。

うちの地元のイベントの『ELKハイランドゲーム』も4人で楽しみました。
ELK ハイランドゲーム
去年、結局ジャスティンが再度転職をして地元に戻って来た折、サトレラパパに剣術を習いたいと言う事で週に数回我が家に来ていました。

今年の初めのある日、フト気づいたらFacebookの『友人』欄からルシンダの名前が消えてました😮同時に、ジャスティンの居合道の生徒のテレサともFB上で、コンタクトが取れないように設定されてしまってました。

最初は、何故????と言う感じで理由がわかりませんでしたが、ジャスティン関係の2人が消えたと言う事で、思い浮かぶことがありました。(ジャスティンはまだ私の『友人』欄にいますが)

ジャスティンとサトレラパパとの間に、武道に関する考え方の相違があって、サトレラパパは去年暮れ、彼にそこのところをはっきりと告げたそうです。

実は、ジャスティンは本人も認めているソシオパス(反社会性人格障害}でもありました。

『こころナビ』のサイトから引用すると、

ソシオパスとは、サイコパスが先天的なのに対して後天的なものなので治療が可能な精神疾患です。
大きな特徴は、
  • 無責任
  • ナルシスト
  • 衝動的
  • 目先のことよりも、快楽
  • 嘘を平気でつく
  • 感情を抑える事が困難
  • 視線が強い
  • 恐怖を感じない
  • 共感できない
  • ルールを無視する
なので、本当の友情を築くことができない。
ソシオパスは人と付き合う基準を「自分にとって特になるか、損になるか」で判断しています。
以 上 

今日は、心理の話題じゃないので軽く流しますが、そう言われれば・・・と私もジャスティンの言動から思い当たる所があります。

彼の母親、ルシンダの人生は複雑で、何回も結婚を繰り返していますが、子供は二人。しかし、娘を早くに事故で亡くし、彼女にはジャスティンが全てだったようです。
だから、あくまでも私の推測ですが、自分の愛する息子に冷たい態度をとったサトレラパパに怒りを向けたのではないでしょうか?
そのしわ寄せが私にも来た!

としか思えないのです。ルシンダだけじゃなく、テレサまでが同じ行動を取ってるのでほぼ間違いはないと思います。

私にとってはちょっと信じられない出来事でした。
ジャスティンはサトレラパパの事を自分に都合がいいようにルシンダにしゃべったのか?
(でも、いい年をした息子が母親に愚痴るか?娘ならまだわかるけど😆)

これを読んで下さってる方は、どう思われるでしょうか?
私がルシンダの立場ならどうするか、ちょっと考えました。

答えは、 
自分たち夫婦と相手夫婦の友情には何も影響がないと言う結論です。

息子の事は息子と武道の師の問題ですから。ましてや、師の奥さんの方は全く関係ないでしょう?

一言何か言ってくれればよかったのに。


それが私の正直な気持ちでした。

ジャスティン一家が、転勤して離れていた時期に、しばしば会って楽しい時を過ごしたのは、

単なる寂しさを紛らわすだけの為だったのか?
息子の武道仲間だから、と言うだけで親しくしていただけなのか?

(ジャスティンの)新居祝いのパーティーに招待するから、と言いながら結局、実現しないまま何の前触れもなく、突然に私たちの前から立ち去った人たち。


…複雑な気持ちになりました。ちょっと腹も立ちました。

でも、今はもう許した・・・と言うとおこがましいけれど、もう、引きずらない。きっと彼女には彼女なりの理由があったんだろうから、と思う事にしました。

もしかしたら、突然、又いつか連絡があるかもしれない。
又、FBで繋がろうと言うかもしれない。
その時は、何故彼女が突然連絡をたったのか、の言い訳を聞かされるかもしれない。

でも、一つ確かな事・・・・

『信頼』は2度と戻らない。

1度はずれたパズルをはめるのは難しい

生まれて初めてソファの上に乗って喜んでるキャス


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